こんにちは。茶の間運営スタッフのやぎと申します。
五人の茶農家と、この茶の間を立ち上げた発起メンバーで、現在も予約管理やサービス全体の企画を行うスタッフです。
皆様にご愛顧いただき、茶の間はこれまで、述べ7,000人以上の方にご利用いただきました。あらためて、感謝を申し上げます。
本記事と次回の2回に渡って、各茶の間の魅力を紹介することにしました。茶の間がより楽しみになる、お手伝いができたら嬉しいです。
絶景の茶畑「天空の茶の間」 豊好園
豊好園(ほうこうえん)は、静岡市街地から車で1時間ほどの山あいの支流、静岡有数の茶産地「両河内(りょうごうち)」地区にあります。富士山と雲海を同時に望む茶園は天空の茶園と呼ばれ、茶の間もその名にあやかり、天空の茶の間と名付けました。眼下に広がる雲海を一目見ようと、早朝開放枠のご予約も埋まるたいへん人気の茶の間です。
豊好園の茶は、品種の多さが特徴。茶の間から見える周辺の茶畑だけでも10種程度の異なる品種が栽培されています。品種による違う、その味、香りを確かめながら、茶の奥深さの一端を垣間見る。茶の間からの絶景を眺めながら、くつろぎのティータイムをお楽しみください。園主のジローさん、お母さんのキャラクターも魅力です。
場所など詳細情報は、こちらをご覧ください。
世界にここだけ黄金の茶畑「黄金の茶の間」 黄金みどり茶園
黄金みどり茶園(こがねみどりちゃえん)は、静岡市街から1時間ほど車を走らせた、標高500mの山合いにあります。静岡県で暮らしていても、あまり耳にする機会のない集落「諸子沢(もろこざわ)」。ここに世界で唯一、黄金色に輝く葉の品種「黄金みどり」が自生する茶園があります。
自宅の玄関で受付を済ませ、茶の間までは山道含め約30分のハイキング。息を上げ、たどり着いた先には、黄金色の絨毯のごとき茶畑と趣のある古民家、そして園主の佐藤浩光さんが出迎えてくれます。「お茶の好みはヒトそれぞれ。好きなの見つけていって。」そう言って出された煎茶を一口。これまでのお茶の概念が変わる、あたらしい味、香り、旨味が口と鼻いっぱいに次々と広がります。目にも鮮やかな黄金みどり、そのお茶の真髄を感じる瞬間です。
「ここにデッキを作って、お客さんが佐藤さんのお茶を楽しめる場所を作りましょう!!」お茶に惚れ、佐藤さんの人柄にも惚れた私がその後数回通って口説き、茶の間を一緒に始めることになりました。世界でここだけの景色、茶の味、そして園主の佐藤さんご家族に会いに。ぜひ、一度訪ねてみてください。
*黄金色の葉の時期は4月中旬〜5月中旬、6月中旬から7月初旬、8月中旬から8月下旬の年3回ほど。その他、黄緑色に葉が染まる時期があるなど、一年を通じて様々な表情が楽しめます。
場所など詳細情報は、こちらをご覧ください。
美しき里山の茶畑「里山の茶の間」 深山園
深山園(みやまえん)は静岡県の中山間部、島田市川根町の大井川支流にある集落「笹間」にあります。新東名の最寄り島田金谷インターから40分ほど。朝霧と清流が育てた瑞々しい茶を150年以上栽培する、由緒ある茶園です。現在は、5代目園主の岡村暢行さんが、山の恵みを活かした茶づくりを受け継いでいます。
一般的な煎茶だけでなく、和紅茶や烏龍茶など、お茶の種類が豊富。目にも美しい、色とりどりのお茶が楽しめます。岡村さん夫妻の温かくて、お茶愛がこもった接客も魅力。里山と呼ぶにふさわしい、清流と鳥のさえずりが響く空間。時の流れを忘れ、お茶にまっすぐな夫婦のお茶、ゆっくりと味わってみてはいかがでしょうか。
場所など詳細情報は、こちらをご覧ください。
まとめ
次回は、残りの3つの茶の間をご紹介します。茶農家、茶景、茶の味、全てが個性に溢れています。ぜひ、気になった茶の間から足を 運んでみてください。