どこまでも茶畑が広がる静岡県の牧之原台地で、釜炒り茶の栽培と製造を手掛ける柴本俊史さん。 柴本さんが生産する「蜜香茶べにふうき」が、愛知県で開催された「国産紅茶グランプリ2021」のプロダクツ部門で最高賞に輝きました。
柴本 俊史 | 釜炒り茶 柴本
茶農家の3代目。農林大学校、茶業研究センターでの研修後、釜炒り茶の主産地である九州・宮崎にて2年半ほど修行。生家にて栽培を開始し、手売りを始めて5年。
会得した高い釜炒り技術と独自の理論が生み出す多種多彩な茶は個性的で、作品と呼ぶにふさわしく、一度飲むと柴本さんのお茶にトリコになる人が続出。
「お茶の答えは、自然の中にある」と語る、柴本さん。
無農薬無肥料にこだわり、新しいお茶づくりの挑戦はまだまだ続きます。
釜炒り茶とは
釜炒り茶は、収穫した生の葉を熱い釜で炒る製法のお茶です。炒ることで香ばしく、すっきりとした味わいのお茶になります。
主に九州を中心に作られていて、静岡にはほとんどない製法です。
煎茶のような旨味や渋みを味わうというより、蜜や花のようなふわっと香る華やかさや、飴を焦がしたような甘さなど、釜炒り茶にしか出せない魅力にどっぷりはまり、柴本さんの釜炒り茶づくりがはじまりました。
日本一の紅茶に輝いた「蜜香茶べにふうき」
熟成された味と香りが特徴の柴本さんの和紅茶。
柴本さんが生産する「蜜香茶べにふうき」が、愛知県で開催された「国産紅茶グランプリ2021」のプロダクツ部門で最高賞に輝きました。
渋みはなく、マスカットのような爽やかな香りが特徴で、紅茶の概念が変わる一杯です。
一杯で終わることなく、お湯を継ぎ足し、その度に漂う香りに癒されます。
「大地の茶の間」と釜炒り茶づくりのスペシャルな体験
どこまでも続く空、開放感抜群の大地の茶の間。
四方囲まれた茶畑と目の前には駿河湾を望む絶景と淹れたてのお茶を楽しんだ後は、自分で手摘みした生葉を、ホットプレートを使用し釜炒り茶づくりに挑戦。
完成した茶葉は自宅に持ち帰ってじっくり楽しむことができます。
産地ならではのお茶づくしの体験は期間限定!
静岡県牧之原市勝俣2695(釜炒り茶柴本 柴本さん宅)
受付場所から茶の間まで:歩いて10分
※お車でのみお越しいただけます。
■時間
120分 9:00〜11:00
■料金プラン
・茶の間貸切、茶摘み、釜炒り茶作りプラン(4/25〜6/30期間限定)
6,000円/1人